MarkdownとBullet Journal

いわゆるプログラマーのつぶやき

【Git】2.複数PCで編集のコツ

OneDriveとGitの併用

Gitを用いる最大の効果はバージョンなど履歴管理と過去のcommit時点に戻せる点にある。その上で個人が複数PCを用いて開発を継続する手法としては、OneDriveとの併用が今のところ快適である。

運用方法

例えば会社でWindows11、自宅でMacを使ってプログラム開発を行っているものとする(OSは合わせても良い)。Working Tree(作業フォルダ)で行ったファイルの変更を、異なるPCで継続して扱うには、各PCでもWorking Treeを一致させるべく、都度staging, commitとリモートへのpush、そして継続するPC側での強制pullが必要になる(さもなければ両者のファイルが異なってしまう)。

しかしその様な作業は運用していて正直言って手間だ。また単に作業中断と再開のためにcommitを行うのもgitの正しい運用とは言い難い。

そこで、対象のWorking TreeフォルダをOneDriveの配下にしてしまえば、Working Treeの同期をOneDrive側で自動で行われるので、会社のWindows11で作業を終えた後、何もしなくても自宅のMacでそのまま作業が継続できる。作業に一区切りがついてstagingやcommitをしたければどちらのPCでもいつでも行うことが可能だ。

つまりWorking Treeの同期はOneDriveで行い、stagingやcommitなど履歴管理はGitで行う。

これで異なるPCで開発を継続する際に手間だったcommit/push/pullを無くせる。

さらにこの運用の利点はストレージのストレージセンサを有効にしてローカルにファイルを置かない(1日経過するとローカルから抹消)設定にすることで、開発中の膨大なWorking Treeフォルダ内のほとんどのファイルがOneDriveまたはGitHubに置かれるのでわずかなSSDでも十分に運用出来る様になる。私の場合、WinodwsPCのSSDは256GBしかないが、ストレージの使用量を見るとわずか66GBで収まっている。もしこの運用でなければ早々にメモリーオーバーによる買い替えを余儀なくされるだろう。